FinTechに続く注目の造語、MarTech(マーテック)とは

2017.7.18マーケティング全般

FinTechに続く注目の造語、MarTech(マーテック)とは

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最近、FinTechという言葉を聞く機会が多かったのではないでしょうか。
あらゆる産業へITが入り込んでいく中で、金融業界へのIT参入で
FinTechは一躍注目を集めることになりました。

そんな中、日本ではまだ馴染みのない言葉ですが、
アメリカで「MarTech(マーテック)」という言葉が生まれ、注目を集めています。
今回はこの「Martech」についてご紹介します。


1.MarTechとは


MarTechとは、マーケティング(Marketing)と
技術(Technology)を掛け合わせた造語です。
企業がマーケティング活動にITを取り入れることで
高速で効果的なビジネスを展開できるようにするものです。

現代のビジネスでは、ビジネスとIT活用を結びつけることで、
新たな価値を生み出していくことが主流となっています。

上で述べたFintechは、金融(Finance)と技術(Technology)を
掛け合わせた造語であり、金融ビジネスにおけるIT活用を指しています。
一時期は、ニュースやビジネス誌などで、常に取り上げられていました。

このFintechに続いて、今後取り上げられていく可能性が高いワードがMarTechです。
マーケティングの一分野である広告領域のIT活用においてAdTechという言葉だけでも
様々な場所で取り上げられ、耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか。

広告がマーケティングの一分野であるように、
AdTechもMarTech の一分野になっています。

AdTechでは、ユーザの行動データや自社/他社が保有するデータを掛け合わせて
ターゲットとなるユーザへ適切な広告を配信していくことが1つのテーマでした。

MarTechでは、これらのデータを広告だけでなく、
販売促進や顧客との関係構築等など、
マーケティングで必要となる様々な分野へ展開するため
データの取得や活用にITを活用しています。

MarTechという言葉がカバーする領域を把握するには
以下の図が適しているのではないでしょうか。


拡大画像はこちら
※外部サイトへ遷移

このように、MarTechに含まれる分野は広く、それぞれの分野が関わって
ビジネスを形成しているため、今後この分野が注目となっていくことも
納得できるのではないでしょうか。

2.Martechの領域


上で述べたように、Martechが示す領域は広く、複雑になっています。
ここで、図のMarketing Technology Landscapeについて詳しく見てみましょう。

Marketing Technology Landscapeは米国にて毎年開催されている
Martech Conferenceにおいて発表されました。
http://chiefmartec.com/2017/05/marketing-techniology-landscape-supergraphic-2017/

Landscapeには、4891社の提供する5381のサービスが掲載されていますが、
それらは大きく6つのカテゴリに分かれています。

Advertising & Promotion


広告や広報に関連するITツールが展開されています。
Advertising Technology(AdTech)でなじみのあるDSPや
最近市場を拡大しているSNS広告、動画広告などが含まれます。


Content & Experience


顧客体験を向上させるためのコンテンツやキャンペーン管理に使用されるITツールが展開されています。
CMSやマーケティングオートメーションなどが馴染み深いでしょうか。


Social & Relationships


ソーシャルツールの活用や顧客関係管理に使用されるITツールが展開されています。
顧客関係管理ツールからはCRM、ソーシャルツール活用の観点からは
Feedback & Chatに含まれるChatbotをよく耳にするのではないでしょうか。


Commerce & Sales


取引や営業活動管理におけるITツーが展開されています。
ECサイトの構築やその後の運営を管理するためのツールやリード情報から顧客情報、
営業活動情報を管理するSFAなどが馴染みのあるツールではないでしょうか。


Data


データの収集・管理・分析・可視化に関するITツールが展開されています。
DMPやBIツールなどが馴染みのあるツールではないでしょうか。


Management


チーム管理やプロジェクト管理に関するITツールが展開されています。
プロジェクトの進捗や各個人に割り振られたタスクの進捗を可視化するツールとして
Trelloなどは耳にしたことのあるツールなのではないでしょうか。


上記のがMartechを構成する大枠となっています。
Advertising & Promotionの一部であるAdTechの分野で
カオスマップができていたことは、まだ記憶に新しいのではないでしょうか。
それを考えると、MarTechの領域が尋常ではなく広いことは想像に難くないですね。

これらの大枠とその中の各ジャンルのビジネスを把握することは困難かもしれませんが、
その大枠からブレイクダウンして各ジャンルのビジネスの潮流を把握することは
MarTechの流れをつかむうえで重要です。


3.マーケティングオートメーションがMarTechの火付け役に?


MarTechはまだ日本で浸透していない言葉ですが、
マーケティングオートメーション(MA)は日本でもよく聞くようになってきました。

MAはMarTechの一分野ですが、MarketingとITの融合を考える際に最もイメージがしやすい
カテゴリの1つなのではないでしょうか。

実際に、日本国内でのMAツールの普及は目覚ましく、
海外MAツールが日本国内市場へ参入しだした2014年頃から、
2016年まで市場は成長を続けています。

MarTechの概念であるMarketingとITの融合と同様に、
企業内でもマーケティングに対するデータ活用の在り方が変化してきていることが
MA普及の背景にあります。

いままでの日本のビジネス体系においては、
直接的に売上に貢献するとされていた営業活動に重点が置かれてきました。
しかし現在では、情報収集や購買を行う場としての大幅なインターネット普及により、
営業には手の届かないWeb上でのデータ収集やIT活用の重要性が高まりました。

また上記に加え、それぞれに嗜好性や行動の異なる顧客に対して
One to Oneのコミュニケーションが求められるようになってきた中、
Web上での顧客の情報収集やアプローチ手段にMAを用いることは自然な流れでした。

マーケティングオートメーション活用事例はこちら

MarTechという言葉はまだ耳慣れないかもしれませんが、
MAのようにMarketingへITを活用していく流れとともに
この造語も浸透していくと考えられます。

まとめ


ITがどんどん身近になり、導入の遅れが企業にとって痛手になっていく昨今、
競合から顧客を守り、顧客から自社により価値を感じてもらうために
自社のマーケティング手法やIT導入を見直し、顧客に合わせたアプローチを
可能にしていく必要性が高まってきているのではないでしょうか。

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